Tiny Tiny RSS

『Tiny Tiny RSS』(以下tt-rss)はサーバ設置型のRSSリーダーです。
24時間稼働するシステム上に設置すれば、リモートOSからのアクセスが無くとも情報を定期的に収集し、通常のRSSにて提供される数を超えて情報を貯めこむ事が出来ます。

表示は、一般的に『メーラー型』と言われる形式で、左に登録サイト、右上に記事タイトル、右下に記事内容が表示されます。設定次第でとてもシンプルにまと め上げることが出来るので、多くのサイトを登録する人や、一日の更新数が多いサイトなどを扱うのに適したRSSリーダーと言えます。サンプル画像は記事の下の方に載せてあります。

動かすにはApachePHPMySQL(MySQL57)が必要なので、事前にインストールして下さい。

☆ tt-rssのインストール

cd /usr/ports/www/tt-rss
make config-recursive
make install clean && rehash

☆ MySQLにDBを作成

私の場合は『phpMyAdmin』を使って『tt-rss』と言う名のDBを作成した。

☆ 設定ファイルの作成

Apache22の場合は設定ファイルが用意されているんだが、Apache24の設定ファイルは無いので直接作成する。拡張子が『.conf』であれば、名前はなんでも良い。

vi /usr/local/etc/apache24/Includes/httpd-tt-rss.conf
Alias /tt-rss/ "/usr/local/www/tt-rss/"
<Directory "/usr/local/www/tt-rss/">
Require ip 192.168.1.0/24
</Directory>

ローカルなPC意外からはアクセス出来ないように設定している。他の設定をしたい場合は調べてください。

ちなみにApache22の設定ファイル(サンプル)のある場所は『/usr/local/share/tt-rss/httpd-tt-rss.conf』です。

☆ 『rc.conf』に追記

vi /etc/rc.conf
ttrssd_enable="YES"
ttrssd_local_db="NO"
◆追記

20160414のUPDATINGにて、DBLOCALオプションが無くなったので『rc.conf』に『ttrssd_local_db=”NO”』を追加するように、というような事が書かれているので追記しました。新規にインストールする分には必要ないかもしれません。

☆ 起動と再起動

tt-rssの起動とApacheの再起動をする。

/usr/local/etc/rc.d/ttrssd start
/usr/local/etc/rc.d/apache24 restart

☆ 『config.php』のリネーム

config.php』が存在するとMySQLのDBにアクセスしてくれないので、削除するかリネームする。削除しても作成される。

cd /usr/local/www/tt-rss/
mv config.php config.php2

☆ ブラウザからアクセスする

URLは、設置したサーバのURLかIPアドレスの後に『/tt-rss/install/』を付け加える。
こんな感じ。

http://192.168.1.10/tt-rss/install/

ここでインストール画面が表示されればラッキーです。各項目を設定して先に進めば、新規にconfig.phpが作成され、DBにアクセスします。ひと通りの設定が終わったら、実際のtt-rssのログイン画面に手動で移動します。

http://192.168.1.10/tt-rss/
◆追記

理由は分かりませんが、一通りの設定作業をしても中身が空のconfig.phpファイルが出来てしまう事が有るようです。その場合は『/usr/local/www/tt-rss/config.php.sample』を『config.php』でコピーし、中身を直接書き換えてやれば動作します。設定が最低限必要なのは『DB_TYPE』『DB_HOST』『DB_USER』『DB_NAME』『DB_PASS』『DB_PORT』『SELF_URL_PATH』です。

初期のログインユーザーとパスワードは
ユーザー名は『admin
パスワードは『password

☆ エラーが出た場合は?

参考にしたページ
https://wiki.archlinux.org/index.php/TT-RSS_%28%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%29
必要なモジュールが足らない時にエラーが出るようです。

vi /usr/local/etc/php/extensions.ini

『curl.so』『iconv.so』『mysql.so』『posix.so』『soap.so』が必要なようですが、私の環境では『iconv』『soap』無かったので追加でインストールしています。

◆追記

PHP70だと『extensions.ini』は存在せず、複数のiniで個別管理されています。何が足りないかの確認はlsコマンドですれば良いでしょう。

ls /usr/local/etc/php/

『ext-xx-』に続けてモジュール名が記載されています。

cd /usr/ports/converters/php55-iconv
make install clean && rehash
cd /usr/ports/net/php55-soap
make install clean && rehash

後は再びブラウザでのアクセス確認からやり直します。

☆ crontabに登録

tt-rssの場合、ブラウザからアクセスしている間は定期的に更新を繰り返してくれますが、アクセスのない場合は更新をしてくれません。毎日定期的にア クセスしている分には不都合はないでしょうが、数日アクセスをしないと取得できない記事が出てきてしまう場合があります。そうならないように、 crontabによって定期的に更新作業をさせることが出来ます。

0 */4 * * * www /usr/local/www/tt-rss/update.php --feeds --quiet

4時間に1回更新する設定です。
登録したサイトのRSSが、最新の記事で埋め尽くされる前に取得出来れば良いので、実際には1日に1~2回も確認させれば事足りるとも言えます。
crontabの設定変更をしたいなら、crontabを見て下さい。

◆追記

ブラウザからアクセスしている間は定期的に更新を繰り返してくれます』に関して、最新バージョンではディフォルト設定がOFFになってるようです。設定は

vi /usr/local/www/tt-rss/config.php
define('SIMPLE_UPDATE_MODE', true);

で出来ます。

 

◆おまけ

ログインしてから24時間が経過すると、使ってる途中にも関わらず強制ログアウトさせられるので非常にウザいと感じる事が有る。

その辺の設定を変更するには『/usr/local/www/tt-rss/config.php』の設定項目にある『SESSION_COOKIE_LIFETIME』の数値を変更してやればいい。ディフォルトでは『86400』秒(60秒*60*24=86400秒=1日)に設定されている。

数字を増やすという方法もあるが『0』にするとブラウザのクッキーが消費されるまでの期間は勝手にログアウトをしない設定にできるらしい。ブラウザのディフォルト設定により差はあるだろうが、大半はクッキーの保持期間はとても長く設定されているし、同じページを使うたびに更新される事になるので、手動でログアウトするまでログアウトしない設定に近い状態になる。
(私はこの設定をしてから、一度も自動でログアウトされた事が無いので、実際にクッキーが消費された後に強制ログアウトされるか分かりません)

 

戯言

個人的にRSSリーダーは、ブラウザと融合しているもの(拡張機能・プラグイン・アドオンなど)がベストで、次点でブラウザから操作可能なものと言う感じです。

tt-rssは私としては次点と言う位置づけになりますが、サーバが稼働し続けている限り、長期で家を開けてもデータはしっかりと蓄え続けてくれるという利点があります。そうした所は、ブラウザと連携が取れているソフトウエアよりも優れていると言えます。

どんなに見た目が分かりやすくても、ブラウザとRSSリーダーを行き来しなければならないような行動を求めるソフトウエアは煩わしいだけで、個人的には好きではありません。

 

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