DHCPD

DHCPD(Dynamic Host Configuration Protocol)は、LAN内に有るPCから要求された時、IPアドレスを割り振るプロトコル。設定さえされていれば、IPを割り振ると同時にDNSサーバーやディフォルトゲートウェイ(ルータのIPアドレス)の情報も受け取ることが出来るため、クライアントPCには何も設定しなくてもネット接続が可能になる。市販のブロードバンドルーターの代表的な機能の一つがこれです。

また、特定のクライアントPCに対して、固定のIPを割り振る設定も出来る。同じLAN内でも、アクセス可不可を制御したいときなどに便利です。

現在、FreeBSDのportsにてインストールできるバージョンは4.1、4.2、4.3の3種類。基本的な設定は、どのバージョンも殆ど変わらないと思いますが、今回は4.3をインストールします。

☆ インストール

cd /usr/ports/net/isc-dhcp43-server/
make config-recursive
make install clean && rehash

☆ dhcpd.confの設定

ディフォルト設定には、使わない設定が沢山有効になっているため、面倒ならばdhcpd.confを別名保存し、新たに作ってしまっても良いかと思う。基本的には、ここで設定している内容のみで全く問題ない。

vi /usr/local/etc/dhcpd.conf
option domain-name "example.org";
option domain-name-servers 210.147.235.3, 133.205.66.51;

default-lease-time 600;
max-lease-time 7200;

log-facility local7;

subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 {
       option broadcast-address    192.168.1.255;
       option subnet-mask          255.255.255.0;
       option routers              192.168.1.31;
       range                       192.168.1.100 192.168.1.200;
}

host celica {
        hardware ethernet               **:**:**:**:**:**;
        fixed-address                   192.168.1.245;
        option broadcast-address        192.168.1.255;
        option subnet-mask              255.255.255.0;
        option routers                  192.168.1.31;
}

以下は、各設定箇所の説明。

option domain-name "example.org";

ドメインネームの設定。
これを設置したサーバのドメイン名を設定すれば良い。

option domain-name-servers 210.147.235.3, 133.205.66.51;

DNSサーバの設定。
自分が所属するプロバイダーのDNSサーバを設定すべきだが、DNSサーバを設置しているなら、自サーバのIPアドレスを設定するのも良い。ちなみに、解説で設定されているのはBIGLOBEのDNSサーバなので、この設定のまま使っても問題は無いと思われる。

◆追記

ここで掲載しているDNSサーバアドレスは動作していないことが判明。自分の環境にあったDNSサーバを探すなら『@DNSサーバの検出(Windows)』等を参照してみてください。参考までに、我が家では現在『129.250.35.250』『129.250.35.251』を使用しています。

 

default-lease-time 600;
max-lease-time 7200;

デフォルトリース時間の設定。
特に問題が起こっていないのであれば、いじる必要は無いと思われる。

log-facility local7;

ログ・ファイルに関する設定。
ここの設定に関しては変更する必要はないが、専用のログファイルを設定したい場合は『/etc/syslog.conf』に設定を書き込む。ここでは特に説明はしない。

subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 {
       option broadcast-address    192.168.1.255;
       option subnet-mask          255.255.255.0;
       option routers              192.168.1.31;
       range                       192.168.1.100 192.168.1.200;
}

IPアドレスの設定。
ネットワークの設定『192.168.1.0
ルーター又はゲートウェイの設定『192.168.1.31
クライアントPCに対してIPを配布する範囲『192.168.1.100 192.168.1.200

host tama {
        hardware ethernet               **:**:**:**:**:**;
        fixed-address                   192.168.1.245;
        option broadcast-address        192.168.1.255;
        option subnet-mask              255.255.255.0;
        option routers                  192.168.1.31;
}

固定IPアドレスの設定。
必要ないなら設定する必要はない。
PC名・MACアドレス・固定IPの設定が被らなければ、いくつでも設定できる。

PC名(何でも良い)『tama
固定IPを設定するPCのMACアドレス『**:**:**:**:**:**
(Windowsならコマンドプロンプトにて『ipconfig』コマンドで、xINUXならコンソールから『ifconfig』で調べられる)
固定で割り振るIPアドレス『192.168.1.245
ルーター又はゲートウェイの設定『192.168.1.31

☆ rc.confの設定

vi /etc/rc.conf
dhcpd_enable="YES"
dhcpd_ifaces="re0"

re0の部分は、LAN側のNICを設定する。

☆ 起動

/usr/local/etc/rc.d/isc-dhcpd start

これで、特にエラーも出ず起動したはず。

☆ 起動の確認

起動の確認は、DHCPDが一つだけ稼働している状態にし、Windowsならコマンドプロンプトで『ipconfig /renew』と打ち込んだあと『ipconfig /all』で一通りの設定を確認します。

配布されたIPアドレス、DHCPサーバのIPアドレス、DNSサーバのIPなどを確認し、問題がなければ設定は終了になります。

 

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